平成18年度 テーマ 「基本的な生活習慣と生活リズム」
                                                    

平成17年1月,「子どもを取り巻く環境の変化を踏まえた今後の幼児教育の在り方について」の答申が中央教育審議会より発表されました。そこでは,「近年の幼児の育ち」について,「基本的な生活習慣や態度が身に付いていない,他者とのかかわりが苦手である,自制心や耐性,規範意識が十分に育っていない,運動能力が低下している」などの課題が指摘されています。
 基本的な生活習慣や社会的なマナー,自制心や自立心などを育成する上で,家庭教育は重要な役割を果たします。今日の子どもの学習意欲や体力の低下は,社会の根幹を揺るがしかねない喫緊の課題であり,家庭における食事や睡眠などの基本的生活習慣の乱れとの相関関係も指摘されています。平成17年7月食育基本法が施行されて食育に関する取組みが全国各地で始まっていますが,さらに,早寝早起きや朝食をとるなど,子どもの望ましい基本的生活習慣を育成し,生活リズムを向上させるために,今年4月24日「早寝早起き朝ごはん」全国協議会が発足し,全国的な啓発運動を推進しています。
 柏市幼児教育研究協力員による調査活動は昭和55年より開始され,今年で27年目を迎えます。これまでに幼児をもつ保護者に対するアンケートを実施し,親の子育てに対する意識や子どもたちの育つ環境,子どもたちの生活の実態等について様々な角度から調査・分析をしてきました。昨年度は,中央教育審議会の答申を受けて,「子どもを取り巻く環境の変化―地域社会の実態について―」というテーマに基づいて調査・分析を行いました。本年度は,同じ中央教育審議会の答申にある「基本的な生活習慣」を中心に取り上げ,「早寝早起き朝ごはん」国民運動とも関連付けた調査を行い,これまでに蓄積された調査報告との比較もまじえて分析しました。